平成30年2月13日(火)夕方の18:00過ぎに突然、会社に連絡が入った・・・・。
長生土木事務所の船生(フニュウ)さんから悪魔の電話です。
【この時間に、かかってくる電話なんてロクな事ないな・・・。】と思いながら・・・。
『災害対応で、五井本納線は緑川組さんの担当だと思うんですけど・・・・。』『ハッハッハ・・・・。』
『はい・・・そうですが。』【そら、きた】
『イノシシが五井本納線に倒れていて交通の支障になるので、拾ってきてください・・・。』
『まじですか・・・・。今からですか・・・。』『ハッハッハ・・・・。』
『デカいですか?・・・。』『ハッハッハ・・・・。』
『いや、大きさは何とも・・・見てないので。』『ハッハッハ・・・・。』
『う~ん、はいっ、分かりました。すぐに現場に向かいます。』『ハッハッハ・・・・。』
・・・変なテンションで合間、合間に変な笑いが双方で挟まる・・・。
【なんで、災害対応で、イノシシ拾ってこなきゃ、ならんのじゃ~っ】
【もう寒いし、今からは行きたくないので、行けません。あっかんべー】と言いたいところですが、
心の中でぐっとこらえて。すぐ来てくれる作業員を集めます。
・たまたま、運よく山形から出稼ぎの親方の早坂英雄さんが、残業から上がってきたところでした。
『あの~申し訳ないんですが、イノシシを、一緒に拾いに行きたいんですが・・・。』
『わかった。』
『二人じゃダメだろ、五郎ちゃんと昇一を呼ぶべ』
てなことで、4人で出動です。
なるべく、小さなイノシシでありますように・・・・。
『神様、お願いします。』
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『神様、お願いします。』
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『神様、お願いします。』
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『バビョーン』『巨大イノシシの登場です』
【現場には既に、警察の車両が待機しています。】
【渋滞がひどいので、警察が誘導していました。】
【とりあえず、道路のはじっこに寄せました】
『まだ、温っけぇぞ・・・。』
【せーの】
【うーん、重い!!】
【3人で上がらず、4人でやっと、のせました。】
【破損した、車の部品です】
翌日、埋設処理をしました。
いつの頃からでしょうか、動物の死骸が道路で倒れている場合、台風とか大雪とかの災害ではないのですが、建設業協会との災害協定を活用して、対応を行うようになりました。これは、夜間に動物の死骸を避けて、交通事故でも起こしたら道路管理者の責任なので、道路管理者の長生土木からの要請で動物の死骸を片付けなくてはならないのです。
たまに、夜中に、電話がかかってきて、すぐ行って来て、とか言われます。
台風とか大雪の場合は災害対応で事前にある程度は予想も準備もできるのですが、ぐっすり、あったかい布団の中から、起きてイノシシを片付けに行って来てって・・・。
10万円もらってもヤダ!!と思いませんか?
建設業者が、こんな事をしているのは、皆さんは、知らないと思いますが、災害協定を結んでいる事で入札での指名の機会が増えたり、総合評価で点数が上がったりするので、災害協定どおりに動かないと、入札で不利になって仕事が受注できなくなります。(しかし、動物の死骸って災害協定書に書いてあったっけぇ・・・。)
しかしながら、最近、にいはる工業団地が出来たり、圏央道が開通したり、イノシシの住む環境が変わってきていて、今後も、この近辺のイノシシの対応が増えることが予想され、本当に嫌です。
なんかさぁ~。五井本納線ばっかり、雪も降るし、イノシシ多くて、大変でヤダなぁ・・。
各社、みんな自分の路線が一番、大変だと思いがちですね・・・。『ハッハッハ・・・・。』
・・・おしまい。